第51回グローバル人事塾は、ChatWork Academy 株式会社代表取締役の加藤利彦様をお招きし、「非常識な組織づくり」というテーマで開催しました。

今ではとても働きやすく、２年連続社員満足度日本一を誇るChatWork社ですが、創業当時は深夜・休日残業が多く、社員が次々に辞めていったこともあったそうです。そこで、「業務を効率化」「理念の作成」「教育の仕組み化」をすることで、組織の改革を行いました。

徹底的な業務IT化

業務とは、コミュニケーションと実務であるといいます。そこで、コミュニケーションではChatWorkを使い、実務ではGoogle Appsというように、ツールを分け、役割を明確にすることが重要となってきます。なんと私たちは1年のうち1ヶ月程ものを探す時間に使っているそうです。つまり、こうしたツールの導入は、長期的に見て非常に費用対効果が高い投資になります。コミュニケーションのIT化のコツとしては、薄く広く（IT）⇔深く狭く（リアル）という棲み分けを意識することです。

組織文化づくり

IT化が徹底されている同社ですが、下記のことを大切にされています。
・知識・スキルよりも、想い・考え方
・文字のみよりも動画と文字
・ITよりもリアル
採用手法においても様々な工夫をされています。
例えば…
・配属先となる人全員に面接動画を見せる→当事者意識、仲間意識が高まる
・体験入社（1日~3日）
また、組織文化を高めるために、
営業部→未来をつなぐ部、技術部→スマイル部

といった形でネーミングを変えることで、ワンチームの文化をつくる工夫をしています。
入社後の研修でも、社長自らが理念や想いを語っている動画を使い全員が同じ内容を見ることで、経営理念の浸透を図っています。
何よりも、「上手くいく会社は社長が社員のことを大切し、社員のために時間をつくっている」というお言葉がとても印象的でした。

ご講演いただいた加藤様、貴重なご講演をありがとうございました！、そしてご参加くださいました会員様、一般来場者の皆様、どうもありがとうございました。

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