元劇団四季俳優の人事部長経験者が教える 「劇的☆プレゼンテーション講座」

勉強会テーマ

第55回 2016年 10月27日(木)

元劇団四季俳優の人事部長経験者が教える 「劇的☆プレゼンテーション講座」

~自社の魅力が10倍伝わるストーリー構成と魅力的な話しかた7つのポイント!~ GCDF継続学習証明書2h発行


講師プロフィール

岩下宏一

ビーユアセルフ 代表

●青山学院大学 社会情報学部 特別研究員
(2015年。ワークショップデザイナー育成プログラムの卒業生スタッフ業務と学部授業への登壇)
●株式会社日本マンパワー マネジメントコンサルタント
●株式会社ブレーン・ダイナミックス 新経営研究フォーラム コンサルタント

主な経歴

1970年4月3日、鹿児島県出水市に生まれる。
京都大学法学部を卒業。新卒でNTT入社、本社人事部配属。
分割再編によりNTTコミュニケーションズの人事部立ち上げメンバーとなる。

29歳で思い立ち、ミュージカル専門学校を経て劇団四季の俳優オーディションを受験。
幸いにも合格し、ミュージカル俳優の道に進む。
恵まれた環境から一転、俳優としてゼロからのスタートを切る。周りには音大の声楽科卒や幼少期からダンサーとしてのトレーニングを積んだエリートたちばかりの中で、いわば雑草として、這い上がる苦しさや辛さを身をもって経験。
オーディション同期の半数が一年以内に自由契約を言い渡される状況下、「ライオンキング」で初舞台を踏む。
以後、足掛け4年で「異国の丘」「嵐の中の子供たち」計3作品500ステージに出演。

その後、再び、ビジネスの世界へ。人事コンサルティング・アウトソーシング企業に入社。
4年ぶりのビジネスの場で劇的に変わったのが「人が、とても熱心に自分の話を聞くようになった」ということ。それを契機に、クライアントへのコンサルティング業務と並行して、劇団で学んだ「言葉を伝える技術」の体系化と実践、指導に取り組み始める。
その後グループ持株会社の管理部長となる。リーマンショックや東北大震災の経営危機を経験し、社内にどうビジョンを浸透させ求心力を高めるかに腐心しながら「伝えるとは」を考え続けた。

2014年に独立し、ビーユアセルフを設立。
オンリーワンの経験をもとに、「わかりあうを支援する」をベースとして、プレゼンテーション/コミュニケーションの研修やプロジェクトファシリテーション、企業内ワークショップ開催、イベント司会進行、人材採用コンサルティング等を行っている。
ユーモアあふれるあたたかいキャラクターと楽しい講演・研修が評判。

主な著書&執筆等

~オープンセミナー登壇実績~

●株式会社労務行政 労政時報カレッジ
「採用担当者向け『採用プレゼンテーション 劇的ブラッシュアップ講座』」
●株式会社日本マンパワー 公開コース
「人事経験豊かな劇団四季の元俳優が教える!忘れたくても忘れられない劇的プレゼン研修」他多数


EVENT REPORT

第55回グローバル人事塾は「劇的プレゼンテーション」をテーマにビーユアセルフ岩下様をお迎えし開催しました。今日のゴールは、説明会参加者に一人でも多く自社のファンになってもらうために・・・魅力あるストーリーを魅力あるプレゼンテーションで語れるようになること!です。

どんな物語かを最初に伝える

伝わるストーリーにするためには、「どんな物語か」を最初に伝えることが重要になります。背景が分かると人は安心するからです。併せて「具体例を出していく」「いい未来を想像させる」というのも大切だといいます。
その時のスライドの役割は、場合によって変える必要がありますが、要約・図示・聞き手の手持資料など、どんな役割を持たせるかによって、資料の情報量を多めにする、または少なめにするなど調整する必要があります。

プレゼンテーションは、一人ひとりとの会話

立ち方やジェスチャー、発声についてはどうでしょうか。
ジェスチャーは大きく、丁寧に、「ちゃんと向き合います」という体で示しましょう。劇団の優れた俳優は、稽古で想像し、本番で破壊します。米国大統領候補のクリントン氏の演説でも内容はもとより、相手の話を良く聞き、目線、ジェスチャー、表情などが豊かで漲っています。プレゼンテーションは、基本は一人ひとりとの会話なのです。
・常に誰か一人ひとりに対して話しかける
・声が届いているか確かめる
・時には質問し、反応を確かめる
・目線を上げる
これらを意識するとよいでしょう。まずはあなたらしくいることからはじめてみてください。失敗というものは存在しません。最低5回は練習して臨んでください!

今回は、発声練習あり、立ち方の練習あり、文字通りの「劇的」プレゼンテーション講座でした。習ったことは、早速次の説明会の場で実践します!ご講演いただいた岩下さん、そして皆様、どうもありがとうございました!

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